この記事では元リフォームアドバイザーがキッチンをリフォームする際に選ぶべきお薦めの水栓についてお話し致します。

私がリフォームアドバイザーをしていた際、システムキッチンのリフォームを検討されたお客様で特にどのメーカーのどの商品シリーズにしたいのか決まっていらっしゃらない方には、
まずＴＯＴＯのザ・クラッソというシリーズのシステムキッチンをご案内しており、
昨年1年間の間に５組採用されました。
一番おすすめしたい特色は「きれい除菌水」というキッチン水栓の右側に付いている水栓です。

右側にある背の低い水栓がきれい除菌水の水栓です。

「きれい除菌水」とは以前からTOTOのタンクレストイレのネオレストやアプリコットという
ウォシュレットにはかなり前から搭載されており、ＣＭではすっかり大きくなった寺田心クンが
菌の親子の子供役で出演されていました。その技術がキッチンにも搭載されるようになりました。

「きれい除菌水」とは、TOTO独自の先進技術で水に含まれる塩化物イオンを電気分解して
つくられる除菌成分（次亜塩素酸）を含む水です。
「きれい除菌水」TOTO | 「きれい除菌水」で水まわりはどうなる？ Kitchen［キッチン］
※写真等TOTO HPより引用

■まな板・包丁きれい（99%以上除菌）
■ふきんきれい（においと黄ばみを抑制）
■網かごきれい（ヌメリを抑制）

薬品や洗剤を使わず、水からつくられ、時間がたつと水に戻るので環境にやさしいのが特長です。
なので特に洗剤を入れたりする必要もありません。
８時間経つと自動的に噴射する機能もあり、夏場や旅行に行っている間も排水溝を自動的に除菌してくれるのです。

私は夏場の締め切った部屋に仕事で遅く帰宅した際、キッチンに立って一番嫌だったことは、
排水溝のなんとも言えない臭いを感じた時です。
もちろん排水溝の掃除から始める時間的余裕もないですのでそのまま料理をしますが、
あの嫌な臭いは残業して疲れているのにさらに疲れてしまい、料理を作る前向きな気持ちまで萎えてしまいます。香りって精神的にも影響を及ぼしますよね。

まな板や包丁は普通に洗った後、きれい除菌水のミストに数秒かざすだけで除菌も終わってしまう
のも魅力です。布巾も洗った後にきれい除菌水のミストにかざせば、あの嫌な臭いは取れてしまい
ます。もともと水道水なので次亜塩素酸の濃度も低く、ハイターのような洗剤のように水ですすぐ必要はないのです。
小さいお子さんがいる家庭では除菌が気になるところだと思いますが、
ハイターのような間違ってお子さんが飲んでしまったら危険な強い洗剤をキッチンに置いておかなくても済むのもおすすめな点です。

上記写真の左側にある背の高い方の水栓「タッチレス水ほうき水栓」もおすすめです。
おすすめしたい点はタッチレスというのは他のメーカーでももちろんありますが、
手をかざすセンサー位置が異なります。水栓の竿の正面ではなく、水栓の竿の右側面の奥側なので
作業中に正面センサーの水栓よりも誤って手を横切ってしまい水がつい出てしまうということが少ないと思われます。

まとめ

実際お客様にご案内し、よく採用されていたTOTO独自の先進技術である「きれい除菌水」の便利さをぜひキッチンにもおすすめしたいと思い、この記事を書いてみました。
ただご注意頂きたいのは他のメーカーのキッチンや、TOTOの「ミッテ」というシリーズでは選択が出来ない点です。「ザ・クラッソ」というシリーズしか設置出来ないということが残念です。
ただ「ザ・クラッソ」シリーズは水栓の他にもおすすめしたい特色があります。
まず全体的なデザインですが、キッチンのカウンターやシンクの線がシンプルですっきりとしているノイズレスデザインです。扉色も多く、換気扇もとてもお掃除のしやすい「ゼロフィルターeco」という商品があります。

キッチンはほぼ毎日使い汚れてしまう場所ですので「簡単」に清潔を保てる商品が一番いい
のではないかと思います。日々お忙しい方はぜひお掃除効率も考えて商品を検討してみるのも
いいかと思います。